28日の観劇日記。

28日に4回目の以蔵を観てきました。
何回観ても飽きません。
毎回、何かしら変化があってワクワクします。


劇場に入ってまず目に飛び込んできたのがたくさんのカメラ。
撮影?!DVD?!とドキドキしてしまいました。*1
交換してもらったチケットだったのですが、今回観劇した中で一番見やすい席でした。
ほどよく前方でど真ん中。びっくりしました。
席について友人と喋ってると前方の人が後ろを振り返り
「あれ、たっちょんじゃない?」と何度も言ってるので、振り返ったら…イノが!(笑)
驚いてるとその横に長野くん、そして反対側に関ジャニの大倉君。
3列後ろの近い席にいるので、舞台が始まる前にちらちらと何度か見てしまいました。


イノは顔色が余りよくなく、長野くんは頬がこけてました。
舞台直前だから大変なんだろうな…。
大倉君は肌がピチピチしてました(笑)
以下はネタバレのみと言っても過言ではない感想です。
撮影の為なのか、舞台を使う場面に変化がありました。
高下駄の鼻緒が切れる場面、龍馬が以蔵に勝の話をする場面、
源兵衛が政変の報告をする場面、井上天誅後の場面。


以蔵が井上を殺した後、「いたぞ!以蔵だ!」という声がしてから、
下手から新選組が出てきて以蔵を追いかけます。
以蔵は追いかけられて上手へはけるという場面が追加されてました。


石部宿での青白いライトは月の光を表現してるんですね。
この日は血飛沫が多めで、顔半分が返り血で真っ赤に。*2
鬼気迫る狂気の表情でゾクゾクしました。*3
とり憑かれたように斬りまくる以蔵。
圧巻です。
あそこでの「わしに斬らせぇ!」は何度聞いても身震いがするほどカッコいいです。


契りを交わすための武市からの酒だと聞いた以蔵が喜ぶ場面。
与一からそれを聞くと、みるみるうちに目が潤んでいきました。
あんなに喜んでいるのに、すぐに武市に裏切られたことを知るのかと思うと
あの場面は何度見ても涙が止まらなくなります。
おミツと三々九度をするために、与一にお酒を注いでもらってる時の
注がれるお酒を見つめる喜びに満ちた以蔵の目がとても印象的でした。
『三々九度』なのに、飲む回数をおミツに聞く場面も可愛らしくて。


可愛らしいと言えば、酔っ払って新兵衛に絡む場面。
以蔵と、中の人である剛ちゃんの可愛らしさが前面に出ています。
「田中ちゃーん♪」と言ってみたり、新兵衛の言葉を真似してみたり。
新兵衛がイイ事を言い出すと目がキラーン☆と輝いて、ワクワクしてる表情がすごくよかったです。
尊皇攘夷が言えなくて、「勤労感謝じゃ」と言ってしまい新兵衛に「尊王攘夷やろ」と言われると
「四文字は同じじゃ!」と駄々っ子になって、えぐえぐと泣くのが最強に可愛い。
絡んでたはずの新兵衛に促されて椅子に座っちゃうし(笑)
しかも机に突っ伏してメソメソ(笑)
「「楽しく」の前に間があった!!」と新兵衛にぷりぷり怒るのも可愛い♪


容堂と武市の前に連れてこられて、天が動くことを悟った以蔵が語る場面。
表情はどこか陶然としていて、憑き物が落ちたようでした。
武市に以蔵の資質を気付かせることが出来たのではないかと思うとちょっと胸がスッとしました。


江戸の女郎屋で武市に剣術の修行も怠らず、政も勉強しなさいと言われて、
「はい!」と元気に返事をした後の武市の返答が変わっていました。
24日は「いい返事じゃ」 28日は「期待しているぞ」でした。


本間が芸者に送られて帰る時の台詞が毎回違ってるようです。
10日、17日は気付かなかったのですが、
24日は楽しげに「はは。そいつらみんな死ねばいいのに♪」*4
28日は着物の袂に手を引っ込めて動かしながら芸者に向かって
「ここに何かいるんだよ〜。動いてる〜。わあー」というようなことを言って、
手を出して「手だよー」みたいなことを言って芸者に見せてました(笑)


あと、武市が自分も不安だと以蔵に話す場面で、以蔵が改めて勝の護衛をしたことを謝罪した後に
以蔵に八つ当たりをしただけだと言ってから以蔵の肩に手を置くのですが、28日はそれがありませんでした。
ちょっと残念。
武市が以蔵を可愛がるとまではいかなくても、気にかけてるんだなというのがわかる場面だったので。


おミツが以蔵に一緒に年をとってくれと懇願する場面での以蔵の台詞。
「早くに逝くがは仕方ない」を初めて聞いたって思ったのですが…。
以蔵の覚悟を聞くことが出来たと思いました。
それなのに最後は武士として扱ってもらえないから、切腹もさせてもらえずに打ち首です…(泣)
はあああ…。ツラい(涙)

*1:劇場内に「発売は未定です」との貼り紙があったようです

*2:もの凄く色っぽい…

*3:いつかDVDでアップで見られるかもと思うだけで倒れそう

*4:かなりツボでした。ホリの絶対に言わないシリーズネタも思い出してみたり。