荒神初観劇 

なんて言葉にしたらいいのかわからないくらい、いい舞台でした。
以下感想です。ネタバレしてます。
剛くんが舞台上をところ狭しと駆け回り、走り抜け、人を愛し、笑い、悔やみ、落ち込み、
気力を取り戻し、叫んで、戦って。
ジンがそこで生きていました。
剛くんがゲームのキャラクターみたいな動きをするっていのうえさんが言っていたけど、
まさにその言葉のまま。
くるくると回りながら敵を倒していく殺陣はダンスを踊ってるように軽やかで、
赤いコートの裾がひらひらと翻り、決めのポーズがとても綺麗でした。
相手に向かって剣を構えている時の左手が好き。
あと魔法をかける時のポーズ!すっごく可愛い!!手をぐるぐる〜〜〜って回す所が!
剣を鞘に戻すときに床で1回突いて短くしてから戻すのが可愛い。
サラサーディとのシーンでの甘めの優しい声がたまらなく素敵でした。
なんて優しい声を出すんだろうと惚れ惚れ。
張りのある声がしっかりと出ていて枯れてなかったので、意外に喉が丈夫なのかなと。
滑舌もいいし、台詞が聞き取りやすくて声が前に出てると思います。
感情も声に乗ってるし、初舞台とは思えないくらい。
あ。今日は台詞を噛んでいました。
ボラーに対しての「汗臭い動きをしやがって!」という台詞。
橋本さんが「何だって〜〜?」と返答してくれたので次はきちんと言えてました。

あて書きだから当然なのかもしれないけれどジンは剛くんにしか出来ない役だなって思いました。
真っ直ぐすぎるほど真っ直ぐで単純で命令されるのが嫌いだけど義理人情に厚くて優しくて。
剛くんとジンが融合してあのジンになってるんですね。
ジンが地獄から復活する場面から涙が止まらなくなってしまって、
舞台が終わった後も一緒に行った友人と泣きながら感想を言い合ってました(苦笑)
カーテンコールでジンから森田剛に戻っているのにも泣けてしまいました。
あと2回、またしっかりとジンを目と心に焼き付けてきます。


ポイントカードを破られて「ピョイントキャードーーー!!」と叫ぶのが可愛かった。
タクシードライバーの真似をしてマイムをしたあと「ギアの音は音効さんと打ち合わせしとけ!」と
両手でつっこまれてた(笑)
橋本さんに顎を掴まれるシーンでニヤニヤ(笑)
地獄に落ちた後に番犬たちに鞭で叩かれてる姿もなかなか素敵♪
「いのっちとバストショットを撮る時につま先だちになってることも!」つま先立ち!可愛い!
今日の酒の肴
うざく、鰻の肝焼き、鰻の骨煎餅。
覚えられないから新九郎に聞きながら反復。笑いながら言ってるのが可愛い。
「つなでが壊れてく」(新九郎)「ガラスの仮面でブレイクか?」(ボラーに乗っとられた殿様)「ヘイ!殿」(風佐衛門)この台詞たちが特にツボ。
特に「ヘイ!殿」って!!


今日の席は舞台に向かって左側のブロックだったので、
「蜷川マジック」の時に何が落ちてきたのか全然見えなかったのが残念でした。
照明、音効、舞台装置。どれをとってもツボに入りまくりで、新感線の舞台をもっと見たくなりました。