ぴあ別冊 SODA

書店で探すと表紙の三浦○馬くんが目に飛び込んできた。表紙に金閣寺のキの字も無い事が残念。なんでだ。
合計4ページに渡ってのレポ。48ページの剛ちゃんの目の大きさに釘付け。黒々として爛々としていて。泣きそうになってるのかな…下瞼から涙が零れそう。レポの中の剛ちゃんの描写に合わせた写真を載せているんですね。それがとても嬉しい。
50ページの正座してる剛ちゃんの姿もとても好きだった。左の指をいつも不自然なほどに曲げていて…。あの指先に焦燥や不安や悔しさが詰まっていたんだろうな…。
溝口と鶴川の写真でも体格差がくっきりと。大東くんは意外とガタイがいいですよね。体に厚みがあって男らしい感じ。
51ページの写真は、溝口の肩を抱いた柏木とその後ろに佇む鶴川。ちょこんと座った溝口が可愛い…。
鳳凰の前で、鬼のような形相になってる溝口。狂気の頂点とも言える場面で、剛ちゃんの表情にゾッとする。
以下ネタバレを含みます。
51ページの写真の場では、溝口の肩を抱いた後に鶴川の方を向いてニヤリとする柏木と、二人の後ろで所在なくうろうろとする鶴川の対比がとても切なかった。
何度も何度も溝口に話しかけようとしていた鶴川。あの時、溝口に話しかけていたら。柏木が「漢文はつまらない」と言い、自分の隣をトントンと叩いて溝口に座るように促した時に、鶴川が溝口の腕を引いていたら…。

溝口と鶴川の決別する場面があまりに哀しかったので、考えても仕方ないことをつらつらと考えてしまいます。
あの決別の時、「新しい友達を作ろうって言ったのは君の方や!」と、鶴川が離れていった寂しさや絶望感を溝口は全身で訴えていて。あの声音に、表情に、鶴川の制服を握りしめた手に…こちらの胸が引き裂かれそうでした。けれど、鶴川は『友達』としての釈明すらできなくて。
A門さんが3人の事を「三角関係みたいな」と仰ったそうなので、感想は今後もこのまま突っ走ります(笑)

さて、三角関係の場合のベクトルはどうなるんだろうか。溝口と鶴川はお互いが気づかないまま両想い(それがまた切なくて…(涙))になってましたけど、柏木のベクトルは?あの構いっぷりを見てると、やっぱり溝口なのか。