1世紀を生きる。

昨日は、祖母の100歳のお祝いの食事会でした。誕生日は来週なのですが、親族が集まるのには昨日の方が都合がよくて。

↑ケーキの左横に『100』の蝋燭が…。
祖母は88歳まで高尾山レベルの山登りを楽しんでいたので、とても丈夫。記憶力もまったく衰えていなくて、小学1年生の頃の思い出とか、凄い勢いで喋ります(笑)内臓も全く問題がないのですが、脳梗塞を2回やった為*1に右半身不随な事と耳が遠い事が本人は不満なようです。98歳で骨折し手術したので、杖をついての歩行も少し覚束ないところがあるため、母や私の支えがないと歩けないのですが。
祖母はあの年代の人にしては珍しく、子どもは3人だけ。(そのうち一人が私の母)なので、親族は21人と割と少なめです。
100歳を迎えると、国から総理大臣の名前入りの表彰状と銀杯が贈呈されます…まだ99歳のうちに(苦笑)市役所の職員が届けてくれまして。額に入れて飾ってあります。
ずっと一緒に生活してるので、普段は100歳という年齢について特に考えたりしないですけども…。100年生きるって凄いなと改めて思います。
祖母の思い出話の中で一番好きなのは2・26事件にまつわるもの。当時、事件現場の近くに住んでいたため、好奇心旺盛な祖父*2が現場を見に行ってしまったそうで…(笑)祖母は祖父まで憲兵に捕まるんじゃないかと心配で、まだ小さい伯父をおんぶしたまま、雪が積っている家の外をずっとうろうろしていた…と。
教科書で学んだ事件を実際に肌で感じた人から話を聞くと、歴史の積み重ねがあって今があるという事を実感します。

*1:1回目は幸いにも完全に元に戻ったのですが…。

*2:私が生まれる2年前に他界しています