祝!鉈切り丸東京公演開幕!

昨日は鉈切り丸の東京公演初日でしたねー。
初日が近づくにつれ、緊張してしまい…(苦笑)
いつもいつもそうなるんですが、なんででしょうねぇ。
自分が出るわけでもないし、剛ちゃんの演技を心配してるわけでもないのに。

それはさておき、今回初日はチケットがなくて行かれないはずだったのですが、前日に急に譲ってもらえることになりまして。
心の準備が出来ていなかったので、譲ってもらえることが決まった瞬間からずっとあわあわしてました。
午前中に片頭痛の病院へ行き、帰宅して午後は晩ご飯の支度をしてから会場に向かう、というバタバタした一日になりました(苦笑)
初日を観劇するという心の準備もできていなかったので、緊張はMAX。
口から心臓が飛び出したまま。
席について、暫くしてからふと振り返ると斜め後ろにいのうえさんが!
いのうえさんはコメディタッチのシーンではご自分でも笑ってました。
作品を客観的に観てるんですね。
あ。途中で書類を2回、床に落としてました(笑)
それと剛ちゃんが出ていない場面だったのですが、一度溜め息をついてまして。
いのうえさん自身が思うような表現にはなっていなかったのかなと。
どの場面だったのかは忘れてしまったのですが(苦笑)

さて、舞台ですが、もうもうもう凄かったです。
あの舞台、剛ちゃんの演技を表現できる言葉を持たない自分が情けないです。
とにかく凄かった。圧倒されました。
あの姿勢でのあの立ち回り。
重力を感じさせず、くるくると華麗に回転して相手を斬り倒していく様はさすが剛ちゃん。
あれは剛ちゃんにしかできない動きだと思います。
鉈切り丸と同じ姿勢をしてみると、歩くのがやっとということがよくわかります。
とても素早くなんて動けない。
けれど、雑誌(SPA!)で剛ちゃんが言っていた「ワープしてくれ」という、いのうえさんからの言葉に応えた動きがそこここに見られ、思わず息を呑みました。
そして、あの立ち回り。
身体能力が高すぎる(笑)
ずっとファンをやってきてるからわかっているけれど、改めて強く感じました。

愛嬌と良心を覗かせる表情と強烈な悪の表情。
一瞬にしてそれが入れ替わる時のあの引力たるや。
鳥肌が立ちました。

休憩を除いて3時間があっという間。
最後は涙が止まりませんでした。
景時のあの言葉を聞いた瞬間の鉈切り丸の心情を思うと切なくて辛くて。
ただ、あの姿に生まれついただけなのに。
最後に鳶に話しかける鉈切り丸はまるで小さな子どものようで…。
これを書きながら、思い出しただけで涙が出ます。

今日は一日中、昨日の舞台の余韻に浸っていました。
パンフレットを読み、舞台を思い出しては剛ちゃんの演技を反芻(笑)
義経に向けた優しい笑顔と声、その後の義経の運命を見ている時の満足気な表情。
頼朝や景時に背後から囁く時のあの表情と声色。

剛ちゃんファンであることが本当に幸せ。
何度も何度も思っていることけど、またそう思った夜でした。